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【ほぼ最速レビュー】日本語版Google Home買ってみた

Googleによる発表と発売開始

Googleは10月4日(米国時間)にハードウェアに関する発表を行い、その中でスマートスピーカーAIスピーカー)「Google Homeグーグルホーム)」の小型版である「Google Home Mini(グーグルホームミニ)」を発表しました。

また、10月5日に行われた日本法人であるグーグル合同会社による新製品発表会でGoogle Homeの日本語版発売日が発表されました。

発売開始は10月6日10時からでした。価格はGoogle Homeが1万4000円(税抜)、Google Home Miniが6000円となっています。なおMiniの方は10月23日発売で現在予約受付中です。Google Storeでも10月6日現在「2~3週間以内に発送」となっています。

さっそく注文してみた

発売が開始されたのでさっそく購入してみました。10月6日10時発売開始で家に届いたのが22時頃なのでほぼ最速のレビュー(口コミ)と思われます。

パッケージ

google home package

外箱はこんな感じです。側面に使用例がいろいろ書いてあります。

同梱物

google home included items

本体、電源アダプタ、クイックスタートガイドのみです。WAVE同様説明書はほとんどなく、アプリ内でガイドがあります。

本体

google home body

なんというか可愛らしい感じですね。iPhoneSEと比べてみてこのサイズ感です。

他のスマートスピーカーと比べたときの強み

スマートスピーカー市場において最もシェアを持っているのはダントツでAmazonです。米国では70%超を占めており、次点であるGoogle(24%程度)を圧倒しています。

投入時期などを考えるとAmazonの後追い感が否めないGoogleですが強みはどこにあるのでしょうか。実際に触ってみてわかったことを並べてみます。

最大6人の声を聞き分けられる「ボイスマッチ」

Google Homeは他の製品と違い、誰の声かを認識することができます。それぞれのユーザーが自分自身のGoogleアカウントを登録することができ、自動的に処理を振り分けてくれます。

Googleアカウントと紐づけることでカレンダーの管理などを音声で行うことができます。しかし誰の声かを識別することができなければアカウントを分けることができません。家族など複数人での利用を考えると非常に便利なのではないかと思います。

純粋な賢さ

結局のところこれが重要だよなあとWAVEを使ってみて感じましたユーザーの意図をどこまで汲み取れるかが大切ということです。

この点においてやはり検索エンジンの企業であるGoogleは完全に抜きん出ていると思います。私自身、AppleのSiri、LINEのClova、AmazonのAlexaと音声アシスタントはいろいろ試しているのですがGoogleGoogleアシスタントが一番賢いと感じます。ユーザーの検索クエリが会話ライクになる前から圧倒的なデータを集め分析し続けてきた資産は間違いないでしょう。

Stone Temple Consultingの調査でも明らかな差があります。

あらゆるアプリケーションを自社で持っている

GoogleGoogleマップGmailGoogleフォト、GoogleカレンダーGoogleドライブなどのアプリケーションを持っており、ユーザーのありとあらゆる情報を抱えています。もっと簡単にいうと何も言わなくても既に自分のことをよく知ってくれているというわけです。

私の場合、Googleマップに自宅と職場の住所を入れていますし、Googleカレンダーに全ての予定を入れています。なので「家から〇〇駅まで何分?」とか「〇月〇日の予定を教えて」のような質問をすることができます。

感覚としてはClovaが「上京してできたばかりの大学の友人」で、Googleアシスタント「一緒に上京した地元の友人」って感じです。割と本気でそう思いました(笑)

他のスマートスピーカーと比べたときの弱み

定額制音楽配信サービス

現状でのスマートスピーカーの用途として大きいのはやはり音楽で、ありとあらゆる家電と繋がるのはもう少し先だと思います。現在も可能ですがお金がかかるので…。私自身WAVEを使ってテレビの電源を入れるくらいには使っていますが。

スマートスピーカーを使って音楽を再生する場合には音楽配信サービスへの加入がほぼ必須になりますが、Googleはここがほんの少し弱いかなと思います。ICT総研の調査を見てもApple Music、LINE MUSICと比べるとGoogle Play Musicは利用者数が少ないです(Amazon Prime Musicは有料って感覚ではないので除外)。最近までAndroidユーザーだった私も使っていませんでした。

ただ、Googleは現時点で利用できる他社製アプリケーションが豊富なためそちらで補うことは十分にできるかもしれません。音楽は「Spotify」「うたパス」「rediko.jp」、映像は「YouTube」「Netflix」「ビデオパス」が対応しています。

現在Play MusicとSpotifyとのどちらかをデフォルトの音楽プロバイダとして設定できるのですが、Spotifyの連携はかなり密で使い勝手は良いです。

購入方法

現時点で購入できるサイトは

などがあります。

総括

さすがGoogleといった感じでしょうか。呼びかけへの反応も良くストレス少なく使えそうです。

近々本命のAmazon Echoも日本語版が上陸するのでその違いをまたレポートしたいと思います。