【2017年】今年劇場で観た映画まとめ【俺的ベスト3あり】
2017年もそろそろ終わりということで1年の振り返りをやってみようと思ったのですが、まとめてやるとカオスになると察したので特に大好きである映画だけ振り返ってみます。
今回は家で観た作品は除き、劇場で観たもののみ振り返ってみます。理由は二つほどありまして、一つは数が増えすぎてしまうから。もう一つは劇場と家とでは印象が違いすぎるからです。例えばスターウォーズなんかは家で観ても面白さ半減ですし。
後半でよかった映画ベスト3と感想を書いているので最後まで見てもらえると嬉しいです。
とりあえず列挙してみるとこんな感じに。
- 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
- 『ドクター・ストレンジ』
- 『フレンチ・ラン』
- 『キングコング 髑髏島の巨神』
- 『グレートウォール』
- 『ラ・ラ・ランド』
- 『ワイルド・スピード ICE BREAK』
- 『ラ・ラ・ランド』(2回目)
- 『美女と野獣』
- 『ラ・ラ・ランド』(3回目)
- 『ラ・ラ・ランド』(4回目)
- 『22年目の告白 ー私が殺人犯ですー』
- 『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』
- 『ハクソー・リッジ』
- 『銀魂』
- 『君の膵臓をたべたい』
- 『スパイダーマン:ホームカミング』
- 『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』
- 『ダンケルク』
- 『ベイビー・ドライバー』
- 『ラ・ラ・ランド』in concert(5回目)
- 『アトミック・ブロンド』
- 『ブレードランナー 2049』
- 『ゲット・アウト』
- 『マイティ・ソー バトルロイヤル』
- 『gifted/ギフテッド』
- 『ジャスティス・リーグ』
- 『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』
- 『希望のかなた』
- 『オリエント急行殺人事件』
- 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
計31回、27作品観ました。TOHOシネマズさんには非常にお世話になっております。鑑賞ポイントとマイレージ貯まりまくり。てか一回1,500円とすると45,000円も使っていたとは…驚き…
洋画と邦画の割合でいうと9:1くらいです。決して邦画が苦手なわけではないのですが、「劇場で観たい!!」ってなる作品は洋画が多いので自然とそうなりました。
気になった話題
Marvel Cinematic Universeの勢い
MCU(Marvel Cinematic Universe)作品は『アイアンマン』から16作品全て観ていますが今年だけで3作品もあったとはびっくり。興行成績も破竹の勢いです。
なんといっても大人のシガラミを越えてついにスパイダーマンが参加したのが胸熱です。『スパイダーマン:ホームカミング』は以前の2シリーズとはまたガラッと設定も変わりましたが面白かったです。キャラクターがMCU向きな感じしますね。
ライバル(?)のDCUもついに始まった感ありますね。『ジャスティス・リーグ』観ましたが普通に面白かったので次回作からも期待です。
アカデミー賞で前代未聞のトラブル
作品賞の発表で前代未聞のトラブルがありました。もっとも注目を集める作品賞の発表において、なんと受賞する作品を誤って発表してしまうというありえない事件です。間違えて発表された『ラ・ラ・ランド』は大本命と言われていただけにいっそう衝撃的な出来事となってしまいました。
『ラ・ラ・ランド』プロデューサーの臨機応変な対応とライアン・ゴズリングらの好意的なコメントによって救われましたが多方面非常に気の毒だったのでもうこんなことは起きて欲しくないです(笑)
2017年個人的ベスト3
自分的に良かった3作品を紹介してみようと思います。ネタバレはなるべく避けて。
第3位 『ブレードランナー 2049』
前作のファイナルカット版を予習してからの鑑賞でした。
35年の時を超えての続編ともあって前作からの繋がりには興奮せずにはいられませんでした。(ネタバレになるから言えない…)
そしてライアン・ゴズリングは名優だと確信しました。無表情系の演技上手すぎです。
第2位 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
映像の迫力、キャラクター、ストーリー、シリーズ他作品への繋がりなどどれを取っても素晴らしかったです。
特にストーリーの切なさには心を打たれ、SWシリーズで唯一感動しました。
この映画を観た当日にエピソード4を観直しましたし、SWシリーズ自体がより好きになれる作品でした。
第1位 『ラ・ラ・ランド』
圧倒的第1位。脚本、音楽、映像、演技とすべてが最高。こんなに隅々まで琴線に触れる作品は初めてです。映画館で4回、シネマ in コンサートで1回、+α観ていますが何回観ても惚れ惚れします。
(以下若干ネタバレ入ってるかもです)
【脚本】
チャゼル監督の1番の持ち味はなんと言っても衝撃のラスト。セッションと同じく最後に想像を超えてくる。
いわゆる西海岸のイメージ通り、いちいちユーモラスで洒落っ気のある台詞がたくさん。特にセブとミアの会話は何度見てもニヤニヤしてしまう。
【音楽】
サントラを何百周聴いても全く飽きない。ミュージカル映画ということもあり音楽とストーリーは一心同体なので、曲ごとにそのシーンが頭に浮かび上がる。
そしてシーンに合わせて巧妙にBGMが作られている。例えばセブとミアが二人でハリウッドのスタジオ内を散歩するシーン。おばが女優だったと話している時に流れている"Bogart&Bergman"という曲は最後のオーディションの曲をサンプリング(?)している。
【映像】
ジャケットにもなっている夜の深い青紫色や淡い夕暮れの色など空の色が非常に美しい。映像だけでも観ていたくなる。
そして長回し風のシーンも印象的。共同生活をする4人がパーティーに向かうところから男性がプールに飛び込むシーンまでに多用されていて臨場感がすごい。
【演技】
主演の二人は本当に名演だったと思う。
ミアのコミカルな役はエマ・ストーンにぴったりだった。元々エマ・ワトソンで話が進んでいたそうだがエマ・ストーンで良かった。
そしてライアン・ゴズリングに儚げな演技をさせるとスーパー。特にラストシーンの二人が目を合わせるシーン。あの絶妙な間での絶妙な表情は様々な解釈を与えそうだが本当に上手い。
他にもセッションを思い起こさせるJ.K.シモンズの使い方や細かい情景描写など言いたいポイントは枚挙に暇がないほどある…
とまあこんな感じでした!(雑)
2018年は?
1/5公開の『キングスマン:ゴールデン・サークル』を皮切りにMCU作品や『グレイテスト・ショーマン』など期待作が盛りだくさんなので来年も楽しみです。
来年は今年以上に映画館で観たいと思います。では良いお年を
スマートスピーカーと音声広告市場の未来
スマートフォンの再現
スマートフォンにおいてはAndroidとiOSがOSの二大巨頭となっており、合わせると全体の90%以上のシェアを持っています。
現在の生活では何かしたいことがあるとまずスマホアプリを使います。それは暇つぶしであったり仕事であったり情報収集であったり。何をするにもまずスマートフォンを使います。
スマホアプリというのはシェアから見ても基本的にGooglePlayStore(Android)かAppStore(iOS)のどちらかのプラットフォームに乗っかっています。そしてこの二つのプラットフォーマーたちは販売されるアプリ(及びアプリ内課金)の販売手数料を得ています。どちらも取り分は30%で巨額な利益を生み出しています。
日本ではここ数ヶ月で多くのスマートスピーカーが発売されました。そして今後インターフェースの一部がスマートフォンからスマートスピーカーへ、つまりアプリ(視覚&触覚)から音声(聴覚)へとシフトしていきます。
そうなると何が起こるかというと、音声というプラットフォームのシェアの奪い合いが始まります(とっくに始まっているんですが)。現在そのマーケットリーダーはAmazonです。米国におけるスマートスピーカーのシェアの70%超を占めています。次点のGoogleは24%程度です。
スマートフォンでいうスマホアプリのようなものがスマートスピーカーにもあります。Amazon Echoでは「スキル」といい、Google Homeでは「Actions on Google」といいます。これらのスマートスピーカーアプリ(と便宜的に呼びます)を提供している日本企業はすでにたくさんあり、有名どころでいうとradikoや食べログなどです。
音声広告市場の拡大する未来
スマホアプリでは視覚における広告でしたが、スマートスピーカーアプリでは当然聴覚における広告です。イメージでいうとラジオやSpotifyなどで、コンテンツを提供する代わりに合間合間で宣伝広告を流す感じです。
インターフェースの移行に応じて音声広告市場は拡大していくと思われます。
音声メディアでここに対応しているスタートアップにVoicyという企業があり、11月8日にAmazon Alexa対応を発表しました。
音声広告市場という意味でいうと、広告を流す媒体はスマートスピーカーだけではありません。イヤホンも当然当てはまります。となると追い風となる存在がBluetoothイヤホンです。2017年はAirpodsが発売され、それに影響されてか他メーカーも続々と完全独立型を発売するなどBluetoothイヤホンも存在感を増した年だと思っています。Bluetoothイヤホンを使ったことがある方ならわかると思うのですが、非常に使い勝手が良く、私自身は自室内でもしばしば使います。さらには取り出して使用するまでが有線イヤホンに比べて簡単なので、スキマ時間での使用頻度は確実に増えました。
また、可処分時間からみても成長が見込めるのではないかと思っています。スマホでの視覚の可処分時間は激しく飽和しているように思えますが、聴覚はまだ空きがあると思います。歩きながらイヤホンで何かを聴いている人はまだまだ増えると思いますし、自宅でもスピーカーかイヤホンを通して音楽以外を「聴く」ことは今後増えていくと思います。例えば私自身、毎朝天気をGoogle Homeに教えてもらっています。忙しい朝にはかなり便利で自宅で天気をスマートフォンで調べることはほとんど無くなりました。
まとめ
つらつらと思いつくままに書いてみました。スマートスピーカーアプリはスマホアプリ同様プラットフォーマーの手のひらの上で踊ることになりそうですが、スマホアプリもその上で巨大な市場になりました。そう考えるとスマートスピーカーアプリにも可能性は大いにあるのではないかと思います。
【ほぼ最速レビュー】日本語版Google Home買ってみた
Googleによる発表と発売開始
Googleは10月4日(米国時間)にハードウェアに関する発表を行い、その中でスマートスピーカー(AIスピーカー)「Google Home(グーグルホーム)」の小型版である「Google Home Mini(グーグルホームミニ)」を発表しました。
また、10月5日に行われた日本法人であるグーグル合同会社による新製品発表会でGoogle Homeの日本語版発売日が発表されました。
発売開始は10月6日10時からでした。価格はGoogle Homeが1万4000円(税抜)、Google Home Miniが6000円となっています。なおMiniの方は10月23日発売で現在予約受付中です。Google Storeでも10月6日現在「2~3週間以内に発送」となっています。
さっそく注文してみた
発売が開始されたのでさっそく購入してみました。10月6日10時発売開始で家に届いたのが22時頃なのでほぼ最速のレビュー(口コミ)と思われます。
パッケージ
外箱はこんな感じです。側面に使用例がいろいろ書いてあります。
同梱物
本体、電源アダプタ、クイックスタートガイドのみです。WAVE同様説明書はほとんどなく、アプリ内でガイドがあります。
本体
なんというか可愛らしい感じですね。iPhoneSEと比べてみてこのサイズ感です。
他のスマートスピーカーと比べたときの強み
スマートスピーカー市場において最もシェアを持っているのはダントツでAmazonです。米国では70%超を占めており、次点であるGoogle(24%程度)を圧倒しています。
投入時期などを考えるとAmazonの後追い感が否めないGoogleですが強みはどこにあるのでしょうか。実際に触ってみてわかったことを並べてみます。
最大6人の声を聞き分けられる「ボイスマッチ」
Google Homeは他の製品と違い、誰の声かを認識することができます。それぞれのユーザーが自分自身のGoogleアカウントを登録することができ、自動的に処理を振り分けてくれます。
Googleアカウントと紐づけることでカレンダーの管理などを音声で行うことができます。しかし誰の声かを識別することができなければアカウントを分けることができません。家族など複数人での利用を考えると非常に便利なのではないかと思います。
純粋な賢さ
結局のところこれが重要だよなあとWAVEを使ってみて感じました。ユーザーの意図をどこまで汲み取れるかが大切ということです。
この点においてやはり検索エンジンの企業であるGoogleは完全に抜きん出ていると思います。私自身、AppleのSiri、LINEのClova、AmazonのAlexaと音声アシスタントはいろいろ試しているのですがGoogleのGoogleアシスタントが一番賢いと感じます。ユーザーの検索クエリが会話ライクになる前から圧倒的なデータを集め分析し続けてきた資産は間違いないでしょう。
Stone Temple Consultingの調査でも明らかな差があります。
あらゆるアプリケーションを自社で持っている
GoogleはGoogleマップ、Gmail、Googleフォト、Googleカレンダー、Googleドライブなどのアプリケーションを持っており、ユーザーのありとあらゆる情報を抱えています。もっと簡単にいうと何も言わなくても既に自分のことをよく知ってくれているというわけです。
私の場合、Googleマップに自宅と職場の住所を入れていますし、Googleカレンダーに全ての予定を入れています。なので「家から〇〇駅まで何分?」とか「〇月〇日の予定を教えて」のような質問をすることができます。
感覚としてはClovaが「上京してできたばかりの大学の友人」で、Googleアシスタントは「一緒に上京した地元の友人」って感じです。割と本気でそう思いました(笑)
他のスマートスピーカーと比べたときの弱み
定額制音楽配信サービス
現状でのスマートスピーカーの用途として大きいのはやはり音楽で、ありとあらゆる家電と繋がるのはもう少し先だと思います。現在も可能ですがお金がかかるので…。私自身WAVEを使ってテレビの電源を入れるくらいには使っていますが。
スマートスピーカーを使って音楽を再生する場合には音楽配信サービスへの加入がほぼ必須になりますが、Googleはここがほんの少し弱いかなと思います。ICT総研の調査を見てもApple Music、LINE MUSICと比べるとGoogle Play Musicは利用者数が少ないです(Amazon Prime Musicは有料って感覚ではないので除外)。最近までAndroidユーザーだった私も使っていませんでした。
ただ、Googleは現時点で利用できる他社製アプリケーションが豊富なためそちらで補うことは十分にできるかもしれません。音楽は「Spotify」「うたパス」「rediko.jp」、映像は「YouTube」「Netflix」「ビデオパス」が対応しています。
現在Play MusicとSpotifyとのどちらかをデフォルトの音楽プロバイダとして設定できるのですが、Spotifyの連携はかなり密で使い勝手は良いです。
購入方法
現時点で購入できるサイトは
などがあります。
総括
さすがGoogleといった感じでしょうか。呼びかけへの反応も良くストレス少なく使えそうです。
近々本命のAmazon Echoも日本語版が上陸するのでその違いをまたレポートしたいと思います。
今週読んだ記事まとめ【9/25~10/1】
だいぶ久しぶりですが今週読んだ記事まとめです。Amazon Echo関連の発表がありました。
ビジネス
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楽天が5億2000万円で格安スマホ「FREETEL」を買収:ITpro
MVNOって現状あまり儲かっていないイメージあります。資本のある大企業の方がうまくいきそうな領域なので今後どうなるか注目です。
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ダイソンが電気自動車を開発する理由 - ITmedia LifeStyle
綺麗な空気を排出しそう。
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ジーユーも参入!ライブコマースのプレイヤー動向まとめ(2017年9月) : 東京都立 戯言学園
新しいチャネルとして定着しつつありますね。
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「中国のモデルがそのまま流行らないのは何故か」ーーライブコマース元年、芸能事務所がIT業界と組む理由 - THE BRIDGE(ザ・ブリッジ)
国民性の違いはかなりありそうです。
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想像以上にロボットが活躍しています。私の記憶では人間が棚と棚の間を歩き回っていたのですが随分と進んでいました。
ガジェット・テクノロジー
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今後、続々と日本上陸するAIスピーカーは、私たちの暮らしをどう変えるか【ゲスト寄稿】 - THE BRIDGE(ザ・ブリッジ)
スマートスピーカー上でのコンテンツが充実してくると音声広告市場も本格的に盛り上がってくる気がします。視覚の可処分時間はスマホで奪い合っていますが聴覚はまだ空きがあるかと。固定スピーカーだけでなく、AirPodsをはじめとしたワイヤレスイヤホンもかなり普及してきていますし。
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Amazonから新しい低価格ガジェット6種類――すべて150ドル以下 | TechCrunch Japan
よくわからないものもあります(笑)
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Amazon MusicがAlexaの機能を搭載 | TechCrunch Japan
ClovaでLINE MUSICを操作しようとしても現状では頭が悪すぎて使い物にならないので期待してしまいます。PrimeMusicは全く使ってないですが。
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GoogleがAmazonのEcho Showに対抗するスマートスクリーンデバイスを開発中 | TechCrunch Japan
どんどん競争してくれ〜
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マスク氏、さらにロケットで世界中を30分で結ぶ計画を発表 | BUSINESS INSIDER JAPAN
イーロンマスクが発表することって毎度毎度とんでもないです。世界中どこでも60分以内で移動できると嬉しいですね。エコノミークラス症候群も減りそう。
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洗濯物折り畳む「ランドロイド」出荷延期 2018年度に - ITmedia NEWS
テレビでも見かけたことのある衣服の全自動折り畳み機です。185万円らしいです。
広告・マーケティング
その他
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はてなブログ、HTTPS化 10月から順次 - ITmedia NEWS
ようやく感ありますがはてなユーザーとしては嬉しいです。
ファッション
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ザラが今季注目の一足であるバレンシアガのTriple Sを酷似したスニーカーを発売 | HYPEBEAST
ちょっと欲しくなりました。
エンタメその他
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Forbesが過去1年で最も稼いだヒップホップアーティストランキングの最新版を発表 | HYPEBEAST
5位のChance The Rapper半端ない。1993年生まれの24歳ながら3,300万ドル(約37.3億円)を稼ぎ出しています。そしてChance The Rapperのかっこいいところは教育支援に積極的なところです。(Chance the Rapperがシカゴの公立学校に100万ドルを寄付。彼の活動をこちらでサポートしよう! | Playatuner)
LINEの「Clova WAVE」先行体験版レビュー
発送延期を経てついに手に
2017年7月14日から予約販売が開始されていたLINE「Clova WAVE」の先行体験版をついに入手しました。元々は7月下旬発送予定だったのですが一ヶ月ほど遅れてようやく発送が開始。ちなみに正式版の発売は今秋予定で、機能を絞った状態での先行体験版がこの度発売されました。
なぜ買ったのか
音声アシスタントを搭載したスマートスピーカーとしては現在、GoogleのGoogle Home、AmazonのAmazon Echo、AppleのHomePod、MicrosoftのInvoke、AlibabaのTmall Genie、EssentialのEssential Homeなどが販売・発表されています。しかしその中で日本語対応のものは未だに販売されていません。Google Homeは日本語対応版を発表していますが、今夏以降で年内の発売を予定しており、具体的なスケジュールは明らかになっておりません。
そんな中いち早く日本語対応のものを発売したのがLINEでした。正直Amazon EchoやGoogle Homeの方が欲しいのですが、アーリーアダプターになりたい欲が出てきてついつい買ってしまいました。
内容物
内容物は
- WAVE本体
- USB-Aケーブル
- アダプタ
の3点のみでした。WAVEを使うにはClovaアプリが必須であり、そちらで操作説明などは見ることができるので、説明書などはほとんどありませんでした。
実際に使ってみた
セットアップ
セットアップは非常に簡単でした。電源につなぎ、スマホにインストールしたClovaアプリから接続するだけです。アプリの方からWi-Fi接続設定をすればすぐ使えました。
しかしここで引っかかった点が一つありました。それは電源に繋がなければシステムアップデートが行われず、アップデートをしなければ喋りかけても何も返してくれないところです。ただ、電源につなげば自動でアップデートしてくれるので手間は全くありません。
現時点で使える機能
正式版ではLINEのメッセージの読み上げ&返信や、赤外線で繋がっている家電の操作もできます。しかし先行体験版では機能が限られています。現時点では
- ミュージック
- 天気
- アラーム
- その他
が使えます。
具体的な使い方
Siriでの「Hey, Siri」やGoogleアシスタントでの「OK, Google」にあたる部分がClovaでは「Clova」になります。ちなみに「Jessica」にも変更することができます。
機能に沿って紹介していきます。
ミュージック
”何か音楽を再生して” → ランダムに音楽を再生
”この曲の曲名を教えて” → 現在再生中の曲名を喋る
”リラックスできる曲を再生して” → リラックスできる曲を再生(基準は知らないです)
”失恋ソングを流して” → HYの「366日」を最初として、リラックスできる曲をランダムに再生(基準は知らないです)
天気
”今日の天気を教えて” → ”本日31日の東京都〇〇区の天気は曇り時々雨でしょう。最高気温は26度、最低気温は19度の予想です。”
”明日の渋谷の降水確率は?” → ”明日一日の東京都渋谷区の天気は雨でしょう。降水確率は90%です。”
アラーム
”明日7時にアラームを鳴らして” → 翌日午前7時にアラームをセット
”10月2日の10時にアラームを鳴らして” → 10月2日午前10時にアラームをセット
”10分後にタイマーをセットして” → 10分後にアラームをセット
”アラームを止めて” → アラームの停止
なお、セットしたアラームはClovaアプリから確認・削除・音量設定ができます。
その他
”いま何時?” → ”〇〇時〇〇分です。”
”今日は何曜日?” → ”〇曜日です。”
”音量を上げて” → 音量を一段階上げる
”Bluetoothペアリングを開始” → ペアリング開始
”Bluetooth接続を解除” → ペアリングモード終了
出来ないこと
正直あまり賢くはなく、不便に思うことがたくさんあります。
ミュージック
”ORANGE RANGEの「花」を再生して” → 問題なくORANGE RANGEの「花」を再生
”「花」を再生して” → ”より良いものを目指しているのですね”
????
”「See You Again」を再生して” → TEEの「See You Again」を再生
”Wiz Khalifaの「See You Again」を再生して” → ”お探しの曲が見つかりませんでした。”
TEEも良いけど俺が聴きたいのはWiz Khalifaの方だ!!
”J-ROCKを再生して” → ”今のところアシスタント業務として対応していないようです。”
J-ROCKって表現が悪い??
”日本語ラップを再生して” → ”ノリ良く韻を踏んでいて、すごいですよね”
そうじゃない!!俺は日本語ラップを聴きたいんだ!!
天気
”1ヶ月後の天気を教えて” → ”リクエストされた気象情報を見つけることができません”
これはしょうがないよねごめんね…
”昨日の天気を教えて”→ ”リクエストされた気象情報を見つけることができません”
変なこと聞いてごめんね…
アラーム
”毎週水曜日の10時にアラームを鳴らして” → セットできているのは一度だけで、繰り返し設定にはなっていない様子
毎週設定ならスマホでいっか。
”来週金曜日(8日後)の10時にアラームを鳴らして” → 1日後の金曜日にセット
これくらいは理解して欲しいかなあ。週の区切りが日曜日なのか月曜日なのか問題??
その他
”今年は何年?” → ”申し訳ありません。上手く聞き取れませんでした。”
”今年は平成何年?”→ ”申し訳ありません。上手く聞き取れませんでした。”
その他感想
スピーカーとしての性能
シンプルなスピーカーとしての性能には満足です。低音用に2.5インチの20Wウーファーを、高音用に1インチ4Wのツイーターを2つ搭載しています。
デザイン
写真のようなサイズ感です。
スピーカーカバーの色がネイビーなのが気に入っています。
また、本体上部と下部は操作に応じて綺麗な色に光ります。
バッテリーの存在
5000mAのバッテリーが内蔵されており、持ち運んだ先で使用することもできます。バッテリーはけっこう持ちます。
半年分のLINE MUSIC利用クーポン
LINE MUSIC(月額一般:960円、学割:480円(税込))が6ヶ月間セットになっています。LINE MUSICはリリース直後の無料体験で一瞬使ったことがあるだけだったのですが、これは普通に嬉しいです。
価格
この先行体験版の価格は10,000円(税込)でした。正式版の価格は価格は15,000円(税込)の予定ですし、前述のLINE MUSIC利用クーポンを含めるとなかなかにお得感があります。
総括
先行体験版ということでなんともいえない部分はあるのですが、現時点では「あまり賢くないな」と言うのが率直な感想です。しかしいち早く日本語対応してくれたことは素直に嬉しいですし、今後の進化に期待です。